「3D酔い」とは、ゲームプレイ中、または、映画などを見ている時に起きる乗り物酔いのようなものです。「映像酔い」とも言います。
症状としては、
軽度な場合だと、あくび、眠気、だるさ。
重度になってくると、冷や汗、顔から血の気がなくなる、頭痛、吐き気、などといった症状が現れます。
「せっかく楽しくゲームをしていたのに、気持ち悪くなって止めるはめになってしまった」
「3D酔いするのが怖いからといってゲームを躊躇してしまう」
などなど、3D酔いに悩まされているゲーマーも少なくないと思います。
私もその中の1人でもあるので、普段から実践している3D酔い解消法についてご紹介します。
3D酔いを起こす原因
3D酔いのメカニズムは、はっきりと解明されていないようですが、原因は視覚情報と平衡感覚のズレにあるようです。
ゲームプレイ中では、揺れている画面を見て脳は揺れていると感じているのに、実際には体は揺れていないという状況がしばしば出来上がります。
このように、目で見た視覚情報と、三半規管の平衡感覚とのズレが発生しやすいのです。
3D酔いを解消するには、視覚情報と平衡感覚のズレが発生しにくいプレイ環境を作ることが大切です。
画面から目を離す
3D酔い対策の1番簡単な方法です。
視界が画面で占められていればいるほど、視覚情報と平衡感覚とのズレが生じやすいです。
画面に近すぎるのは禁物。使用しているテレビやディスプレイの大きさによる、最適視聴距離以上離れましょう。

ゲームやスポーツなどの画面の動きが激しくなる映像を見るときは、この最適視聴距離よりも離れることが推奨されてます。
画面の高さを水平または少し下に設置する
上を向いてプレイしていると、3D酔いを起こしやすいと言われています。
首や肩もこりやすいので、緊張性頭痛を引き起こす原因にもなります。
画面は水平または少し下を向いてプレイできるように、テレビやモニターを設置しましょう。
小さい画面でプレイする
3D酔いを予防するには、視界に画面の周りの背景もいれるべきです。
しかし、テレビの設置状況の都合で、画面から十分に距離がとれない人もいると思います。
その場合は、ゲーム専用のモニターを買うのも1つの方法です。
テレビを家族と共有している人なら、自分専用のモニターがあれば好きな時間に好きなだけゲームができます。そう上手くはいかないこともありますがw
小さいモニターなら、最適視聴距離を確保しても、画面を近いところに持ってこれますし、ゲーム画面が見やすくなり敵を発見しやすくなるなどのメリットもあります。
PS3やPS4の性能に見合った、必要十分な性能のゲーミングモニターを1つご紹介しておきます。
このモニターにはPS3やPS4を接続する為に必要なHDMI端子が備わっています。
モニターにはスピーカーがない事が多いのですが、こちらのモニターには、簡易的ではありますがスピーカーが付いています。
PS3やPS4を接続して、すぐにゲームを始めることができます。
明るい部屋でプレイする
テレビで映画などを見るときに、部屋を暗くして臨場感を出す人は多いと思いますが、ゲームをする時はやめましょう。
部屋が暗くて、周りの景色が見えない状況だと、脳に入ってくる視覚情報がゲーム画面のみになります。
この状況だと、脳では高い確率で視覚情報と平衡感覚とのズレが発生してしまいます。
部屋を明るくして、テレビやモニター周りの背景も視界に入れるようにしましょう。
少しでも疲れたと思ったら、即プレイ中断
プレイ中に気分が悪くなってからでは遅いです。3D酔いを起こしてしまってからだと、少し休憩したところで回復しません。
多くの人は、頭痛や気持ち悪くなってから「3D酔いした」と思います。
しかし、ゲームプレイ中に、あくび、眠気、だるさに襲われることはありませんか?
これは、3D酔いの初期症状の可能性があります。
この症状を単に「疲れ」だと甘く見ずに、「3D酔いの初期症状」と考え、すぐに休憩しましょう。
周りを静かにして、壁や天井の隅などを見る、遠くの景色を見るなどをして、現実世界に戻りましょう。
視覚情報と平衡感覚のズレをリセットするのです。
この時に軽くストレッチもすると、気持ちよくリフレッシュできて、その後のゲームスコアも伸びるかもしれません。
3D酔いに悩んでいるゲーマーの方は、以上の点に注意してみて下さい。
大好きなゲームで苦痛を味わうなんて嫌ですからね。
余談ですが、私はマインクラフトをしていると、よく3D酔いを起こします。皆さんはどうですか?
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