PS4やPS3向けのゲーミングモニターとしてよくおすすめされているのが、ASUSの「VX238H-P」とBenQの「GL2460HM」です。
しかし、どちらも値段・性能ともに似たようなもので、最終的にどちらにするか迷っている方も多いかと思います。
今回は、この2つの製品を細かく比較してみましたので、最終決定の参考にでもしてもらえると嬉しいです。
なぜ、VX238H-PとGL2460HMがおすすめされているのか
この2つがおすすめされている理由は、コストパフォーマンスが非常に高い点です。
PS4・PS3の映像出力に関する性能をみてみると、
PS4・PS3の映像出力に関する性能
- フルHD(1920×1080)の高解像度での出力が可能なこと
- HDMI出力であること
- リフレッシュレート(後で詳しく)が60Hz駆動であること
PS4・PS3で使うだけのゲーミングモニターなら、せめてこれだけの性能を引き出してくれれば十分ということになります。
「VX238H-P」と「GL2460HM」には共通して以下の性能があります。
VX238H-P・GL2460HMに共通する性能
- 最大解像度がフルHDであること
- HDMI端子を備えていること
- リフレッシュレートが60Hz駆動であること
- スピーカーを搭載していること
- イヤホンジャックがあること
- 応答速度(後で詳しく)が5ms以下であること
PS4・PS3の映像出力に関する性能を完全に引き出すことができ、さらにプラスαの性能を兼ね備えています。
必要十分な性能でありながら、値段も1万5千円程度ということで、ライトユーザーでも手を出しやすいモニターであるということが人気の理由でしょう。
VX238H-PとGL2460HMのどちらを選択するか
どちらとも値段、性能ともに似たようなものですが、微妙に違いがあります。主な性能を以下の表で比較しました。
VX238H-PとGL2460HMの違い
品番 | VX238H-P | GL2460HM |
---|---|---|
サイズ | 23 | 24 |
種類 | TN | TN |
解像度 | 1980×1080 | 1980×1080 |
応答速度 | 1ms | 2ms |
リフレッシュレート | 56~76Hz | 50~76Hz |
入力端子 |
|
|
スピーカー | 1.5W ×2 | 1W ×2 |
ヘッドホンジャック | あり | あり |
VESAマウント | なし | 100×100mm |
フリッカーフリー機能 | あり | あり |
液晶タイプ | ノングレア | ノングレア |
注目すべき項目を赤字にしましたので、上から順番に見ていきます。
応答速度
応答速度の違いは、「VX238H-P」が1msで、「GL2460HM」が2msのたった1msの差。
この差を体感できる人はそうそういないと思いますが、応答速度が優秀なのは「VX238H-P」。
応答速度とは・・・
画面の色が「黒→白→黒」と変化する時にかかる時間のことです。ゲームなどの物体の動きが速い映像では重要視されます。応答速度が遅いと、画面の「色」の切り替わりが遅いため、動く物体に残像感やぼんやり感となって現れます。応答速度が速ければ、動く物体の残像も少なくくっきりと感じます。例えば、BF4などで動く敵プレイヤーの追い撃ちがやり易くなります。
リフレッシュレート
リフレッシュレートは、ほぼ互角。どちらを選んでも大差はありません。
リフレッシュレートとは・・・
1秒間に画面を描き変える回数のことです。60Hzだと1秒間に画面を60回描き変えることができます。描き変える回数が多いモニターほど映像を滑らかに表示できます。用途が動画やゲームなど場合は、リフレッシュレートは重要です。高リフレッシュレートのモニターは残像が少なく滑らかに表示されるため、FPSなどで追い撃ちなどがやり易くなります。
入力端子
HDMI端子は多い方が、用途の幅が増えるのでおすすめです。
PS3とPS4を両方接続しておくこともできますし、今流行りのVOD(ビデオオンデマンドサービス)、「Fire TV」などを接続し、目の前のモニターだけでゲーム、映画、アニメ、ドラマ、音楽などを全部楽しむこともできます。なんか太りそうですね(笑)
というわけで、入力端子はHDMI端子を2個搭載している「VX238H-P」が便利。
VESAマウント
ディスプレイアームを付けるならVESAマウントが必要になりますが、「VX238H-P」にはありません。
壁に掛けたりディスプレイアームでの設置を考えている人は、「GL2460HM」を選ぶべき。
結論:おすすめのゲーミングモニターはこちら
理由としては、HDMI端子が2個ある点、僅かだが応答速度が優れている点です。
HDMI端子が2個あれば、PS4とPS3の二刀流ができます。
あるいは、
ゲーム機とPCを接続すれば、ある時はゲーミングモニターとして、またある時はPCのサブディスプレイとして使うという、1台2役をこなすモニターとなります。
ただし、ディスプレイアームでの設置を考えている方は、GL2460HMを選びましょう。
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